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幼いころから絵を描くことが好きでした。
言葉で気持ちを伝える、表現することが苦手な私にとって、絵はひとつの言語でした。
絵を描くことが心の拠り所でした。
絵で何かを成し遂げたいと思い、勉強を始めましたが
自分の弱さと向き合うことができず、仲間たちが大学進学する中、いつしか絵を描かなくなっていました。
絵を描かない期間は、とても楽でした。
楽であり、何もない日々であり、私は何もすることなく、なにかができるようになることもなく、年老いて消えていくのだなという虚無感に日々襲われていました。
そんな中、娘を授かりました。
娘はとにかく寝ない子で、しばらくは寝ても覚めても抱っこの日々。
そんな中、ある日突然お布団でお昼寝をしてくれるようになったのですが
その時ふと、娘の輝きを残しておきたいと思いました。
育児日記や写真ではとても残せるようなものではなく
そこでとった方法が絵を描くことでした。
日々の愛しいもの、それらの輝き、そしてそれらへの自分の気持ちを忘れてしまわないように
この一瞬の輝きも、愛しさも、姿かたちも、手の中に残しておくことはできないというもどかしさを慰めるように、現在も制作を行っております。
娘が私の元を巣立つとき
大切な誰かを亡くしたとき
いつか私が終焉を迎えるとき
絵を描いていてよかったと思えるように。
1989.1.25 静岡市に生まれる
幼少期に絵を描くことが好きで、画家を目指す。
2005.3 静岡美術学院にて絵を学ぶ
2009.10 同校吉祥寺校にて学ぶために上京
2010.2 浪人を断念
2011~2017 アルバイトをしつつ絵を描いたり描かなかったりの期間を送る
2017.9.30 娘を出産
2018.6~ 娘がお昼寝をしてくれるようになったことを機に、お昼寝中に一日一枚のドローイングを再開
娘を中心とした水彩画の作成を開始
2019.6 吉祥寺美術学院での勉強を再開
2020.2 西八王子 バーOSBにて作品の展示
2020.10離婚
働きながら、日々育児に悩んだり感動したりしながら、絵画の作成をしています。
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Atsuko Yano works
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