せかい
▶じぶん me
Angels fear
てんしのおそれ
2022
写真
3人でのグループ展に出展された写真作品。この展示では、写真以外にも陶芸、作者が増やした植物など他の作品と一緒に展示された。作品群は美術館で一般的に禁止されていること(飲食、写真撮影、生き物の持ち込み、通話、作品を触る、作品を持ち帰る)が並べられている。
てんしのおそれ✳︎は書籍のタイトルの引用。書籍の
訳者あとがきの部分から用いられている。
「娘 そして次の本は?
父 天使おそれて立ち入らざるところとはどこか、その領域を地図にするところからはじまる。
娘 野暮な地図ってわけね
父 まあな。しかしその地図の次に何がくるか、その地図を囲い込む、もっと大きくてもっと難しい問題とは何か、それがまだわからんのだよ。」✳︎2
どこだか、だれだかわからない写真群。ピントが合っている場所がなく全体的にぼやけている。撮っている対象があるわけでもなく、何気ないものたち、特に美しい風景でもなく、作者の主張があるわけでもなく、鑑賞者はお化けになる。
✳︎『天使のおそれ 聖なるもののエピステモロジー』
グレゴリー・ベイトソン+メアリー・キャサリン・ベイトソン著 星川淳訳 青士社 1992
✳︎2 ✳︎同書 訳者あとがき(p170.10〜12〜p171.1〜2)部分
JavaScript is turned off.
Please enable JavaScript to view this site properly.