M-VISION
PRODUCT + INTERIOR
学生時代に考案したカーデザイン、電子楽器デザインのイメージ作品です。実際にメーカーなどに提案したものです。
This is an image work of car design and electronic musical instrument design that I devised when I was a student. It was actually proposed to manufacturers.
PRODUCT & INTERIOR DESIGN
Design Images of Automobiles and Electronic Musical Instruments that I envisioned when I was a student, and Ideas for Product Design and Interior Design that I planned in recent years.
ELECTRIC CAR DESIGN STUDY 1981-1984
1980年代始め、建築を学ぶ大学生だった私はインダストリアルデザインにも興味を持っていましたが、車にはあまり関心がありませんでした。
ところが、1981年のある日、街角でこれまで見たことの無い1台の斬新な乗物?に遭遇するのです。道路脇に止めてあったのでじっくり観察することができました。傾斜した広いガラス、フラッシュサーフェスの銀色の物体。なんてカッコいいんだろう!まるで未来から来た乗物です。後で調べて ISUZU PIAZZA だと知りました。
この衝撃以来、私の車に対する見方が大きく変わりました。GIUGIARO や Bertone などのカロツェリアについて調べていくうちに、いつしかカーデザインに魅了されてゆき、探究心の旺盛な私は、カーデザインの真似事ですが、自分なりにオリジナルの模型をいくつか作り始めていたのです。
やがて卒業後の進路で建築を選ぶかカーデザインを選ぶか迷う程に自分の中で発展していくことになるとは・・・
かつて電気工作少年だった私は、モーターに興味があってもエンジンに興味を持つことは殆ど無かったので車にも関心が薄かったわけですが、一旦カーデザインに惹かれ始めると、スタイリッシュな電気自動車を思い描くのは自然な流れかも知れません。
そんなある日、電気自動車におけるカーデザインの可能性について専門家のお話を伺いたいと思い、ある自動車メーカーに提案を兼ねてデザインのスタディ模型写真を送ってみたのです。今思うと大胆過ぎました。(^_^;)(上に掲載した模型写真 A, B, C )
クレーモデルの知識が無かったので、建築模型で使い慣れたスチレンボードとメタリックカラーボール紙を曲げてボディーを作り、薄いカラー塩ビ板で窓ガラスを表現、車輪はプラモデル用タイヤを流用しました。撮影効果で何とか雰囲気は出ているでしょうか?
数日後、思いがけず、そのメーカーの人事部の方からご連絡を頂き、研究所に招待されて色々興味深いお話を聞かせて頂いたのです。私の提案について技術専門の方が目を通して下さったとのことでした。
どういうわけかその人事部の方は、私が就活していると思われたらしく、建築を学んだ学生がカーデザインの世界に来ることに関心を示して下さり、「カーデザイナーになる気があればマーカースケッチの指導しますから時々遊びにいらっしゃい」とまで言って下さったのです。
いろいろ考えた末、私としてはカーデザインの世界だけに身を置くことを想像して窮屈になる予感がしたのでしょう。結局、最初に就職した先は自動車メーカーでも建築事務所でもありませんでした。デザイン領域の広い大手インダストリアルデザイン事務所で一定期間修業することになりました。分野を分けないで、イタリアのデザイナーのようにオールジャンルでの活躍を目標にすることで夢が拡がっていたのです。
1984年のアイデアスケッチは、全体的に丸みのある曲面的なデザインを志向していた時のものです。
因みに、現在は建築の分野に身を置いていますが、これまでプロダクトデザインやアクセサリーなどのデザインも手掛けてきました。
ELECTRIC VEHICLE STYLING IMAGES 2021
COMMUNICATION HALL PROJECT 2022
EVENT HALL PROJECT 2015
COMPACT SYNTH CONCEPT IMAGES 2010
COMPACT SYNTH DESIGN STUDY 1984
1984年頃、大手広告代理店の知人から「楽器メーカーと打合せするためのネタが欲しいので、新しい電子楽器のアイデア出してくれないか?」と頼まれました。
その時に渡したアイデアスケッチは、アナログシンセサイザー、タッチ鍵盤、リズムボックスなどの音源部と、多重録音用の4TRカセットテープレコーダーを一体化したコンパクトな作曲マシーンのイメージでした。今で言うオールインワン・シンセのようなものです。
そのスケッチは残念ながら残っていませんが、当時憧れていたルイジ・コラーニ風に曲面形状のデザインを描いていたのを覚えていたので、それを思い出しながらCGで再現してみました。
COMPACT SYNTH DESIGN STUDY 1974
1970年代、音楽好きな電気工作少年の私にはシンセサイザーは夢の存在でした。かなり高価なものだったので、いつか入手しようという目標でもありました。
一方で、小さくて低価格のシンセサイザーがあれば良いとも思ったものです。これは単に大型のものが買えないからということではなく、なぜか小さなシンセサイザーへのこだわりがありました。鍵盤サイズは鍵盤ハーモニカくらいのコンパクトなもので、今でこそミニキーボードのガジェット系はごく普通ですが、この当時は市販のシンセサイザーでここまでコンパクトなものは皆無だったので、思わずメーカーに提案してみました。
当時のある日、某シンセサイザーメーカーにこれらのアイデアスケッチを送ってみると、そのメーカーの技術の方から御丁寧にも「メーカーとして生産は難しいのですが、似たアイデアの機種を開発中です。・・・一度こちらに遊びに来て見ませんか」とのご返事を頂き、とても嬉しかったことを思い出します。残念ながら訪問する機会はありませんでしたが、その後もしばらく文通が続きました。
ちなみに、その技術の方は現在 "伝説的技術者" と呼ばれているようです。
上の CG は、1974年のスケッチをもとに 2013年頃再現したものです。
PUBLIC DESIGN STUDY 2012-2013
PENDANT DESIGN STUDY 2015
MINI BUTSUDAN DESIGN STUDY 2013-2014
SHOP RENOVATION PROPOSAL 2014
LIMITED TEMPORARY SHOP IDEA 2013
SHOP RENOVATION PROPOSAL - I 2012
SHOP RENOVATION PROPOSAL - II 2012
MULTI-MEDIA STUDIO PROJECT 1995
Copyright (C) 2019-2024 M-VISION All rights reserved.
JavaScript is turned off.
Please enable JavaScript to view this site properly.